ソーイングの基礎知識とコツ

2017/02/12

きれいな作品に仕上げるコツ【その②】

ソーイングの基礎知識とコツ

以前公開したきれいな作品に仕上げるためのコツ【その①】の記事の続きです。
各項目の詳細については、おいおい掘り下げて行こうと思います。

裁断をきっちり行う

当たり前の話ですが、裁断の際にずれていては、いくら綺麗に縫っても、シルエットが崩れてしまいます。

・型紙をトレースするときに縫い代を付ける(布にチャコペンなどで縫い代を書くとずれやすいので、縫い代付きのパターンを作りましょう)
・裁断はできるだけ広い場所で行いましょう。
・ロータリーカッターなどの道具を使うのも有効です。
・型紙(パターン)はマチ針などで固定するのではなく、ウエイト(文鎮)を置いて固定するとズレにくいです。
・事前に水通しや地の目を直し、アイロンをかけるのもお忘れなく!


まち針ではなく、ウエイト(文鎮)で型紙を固定すると切りやすいです。
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簡単なデザインのものを作る

当たり前ですが、難しいパターンで作ると、完成度がさがります。
なるべく、フレンチスリーブやドルマンスリーブなど、縫うところが少なく、パターンのパーツが少ないものを選びましょう。
また、シャツの襟は難易度が高いので、襟なしのものにしましょう。

▼初心者さんにおすすめのパターン
・ノースリーブのワンピース(ファスナーなし)
・チュニック
・クルーネックやVネック
・ボタンなしのデザイン
・半袖

フレアプルオーバー

フレンチスリーブのプルオーバーはサイズもアバウトで形もシンプルなので失敗が少ないです。レースの扱いが心配であれば、薄めのコットンで作ってみると良いと思います。

ドロースリーブワンピース

ワンピースならこれくらいシンプルな形が楽です。ファスナーがなくてかぶりのタイプを選ぶと良いです。形がシンプルなワンピースはすこし派手な柄でもチャッレンジできて楽しいですよ♪

扱いやすい生地を使用する

ウールやデニムなどの冬向けの素材は高価で扱いにくいので要注意です。
また、ニット生地や、シニヨンなどの薄い生地なども、縫う時に伸びたり滑ったりして安定しないので非常に難しいです。
初心者の方には、扱いやすいコットン生地をおすすめします。
また、コットンの中でもリバティやソレイアードなどのローンは見た目も綺麗で、仕上がりも綺麗です。

仮縫い用のシーチングで仮縫する

仮縫い用の生成りのシーチングで一度、作ってみるとサイズも確認できますし、また一度縫うことで手順などが頭に入るので本番も楽に縫えます。
仮縫いするときは、ミシンの目をあらくして縫うと早く縫えて、間違えたときでも解くのが簡単です。
この時にサイズが大きかったり小さかったりした場合は、サイズを変更するか、サイズ調整(難易度高め)を行います。


本番で使用する生地によって、仮縫いの生地も変えます。コットンで作る春夏の服であれば、このようなシーチングで十分です。
薄手シーチング(生成) [生地/布/無地/洋裁/和裁/コットン]


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